ワールドベストレースホースランキングは定期的にIFHAから発表されています。これは世界中の有力馬のレースにおけるパフォーマンスを数値化したものであり、同一レースで走っていない場合でもそれぞれの馬同士の力関係が図れます。どうしても日本の馬はトップクラスの数値になることは少ないので残念です。

4月初旬に今年の1月1日から3月31日までのランキングが発表されました。前回発表分とも大きな差はないようで、最高の数値をたたき出しているのはビューティージェネレーションとウィンクスとシティオブライトです。いずれも125ポンドで、それらに続く4位は123ポンドを獲得したハッピークラッパーです。1位から4位の馬はオーストラリアの馬が2頭、アメリカが1頭、香港が1頭という状況です。

新たに発表された今回の分はドバイミーティングのレースも反映させているので、アーモンドアイもランクインしています。ただしアーモンドアイは119ポンドで、14位となっています。アーモンドアイの他に日本馬のアルアインとシュヴァルグランが119ポンドで並んでおり、それぞれ国内外のGIレースで記録した数値となります。

4月には日本でクラシック初戦が行われ、また天皇賞春なども開催されます。海外においても香港の大レースをはじめとしたGIが行われるので、次回のワールドベストレースホースランキングの発表の際には多少の数値更新などが期待できるでしょう。

4月に香港で行われるチャンピオンズマイルは現在トップのビューティージェネレーションが出走し、実際に直線でもほとんど追うことなく完勝していますから126ポンド以上が期待できそうです。またウィンクスもオーストラリアで4月にレースに出走し、見事に勝利しているため数値の更新が期待できるかもしれません。

ちなみに2014年には日本馬のジャスタウェイがロンジンワールドベストレースホースランキングの年間1位を達成しています。これはドバイデューティフリーにおいて2着馬に6馬身以上の差をつけて圧勝したものが評価され、130ポンドを得ています。

現時点でトップを走る馬のうちの一頭でもあるウィンクスは引退しましたので、暴露王としては残念にも思いますが今後は今までのようにウィンクスが次々と数値を更新していく姿を見ることができません。ワールドベストレースホースランキングに対して否定的な意見もあるようですが、競馬を楽しむためのエッセンスとして考えるのが良いでしょう。

関連記事:「暴露王で競馬についての情報収集をしてみました。