シャーガーCといえば、毎年イギリスのアスコット競馬場において開催される競走で、イギリス・アイルランド選抜、ヨーロッパ選抜、世界選抜、女性騎手選抜に分かれてポイントを競い合います。日本は世界選抜に該当しますが、藤田菜七子騎手は女性騎手選抜に分類されます。

2019年のシャーガーCは8月10日に行われ、今回は日本から川田騎手と藤田菜七子騎手が出場しました。なんと川田騎手は世界選抜のキャプテンとなり、存在感を発揮。川田騎手は合計で19ポイント、藤田菜七子騎手は8ポイントを獲得しています。

結果は川田騎手が率いる世界選抜チームは優勝を果たし、そのポイント総数は86ポイント。それに続いてヨーロッパ選抜チームが63ポイントで続き、藤田菜七子騎手が所属する女性騎手選抜チームも63ポイントなので同率2位。イギリス・アイルランド選抜は28ポイントで終了しています。

1年に1回世界中から様々な名ジョッキーが集合し競われるこのシャーガーC。競馬ファンの中には詳しく知らないという人も少なくありません。もともとこのレースが生まれたのはイギリスダービー馬のシャーガーに由来しており、この馬は現役を退いて種牡馬入りした後に誘拐され行方不明となっています。そういった経緯もあり、恐らくシャーガーCの創設に繋がったのでしょう。

このシャーガーという馬は現役時代に圧倒的なパフォーマンスを発揮してイギリスダービーでは10馬身差で圧勝し、他にもアイルランドダービーやキングジョージも制しています。話題がそれましたが、シャーガーCは1999年から開催され、個人別のポイントトップ騎手に与えられるシルバーサドル賞を日本人騎手が受賞したことはまだありません。例えば第19回と第20回はヘイリー・ターナーがこれを獲得しています。

日本人騎手は創設以来毎年出場しており、世界選抜のキャプテンとなるケースも珍しくありません。日本でもワールドオールスタージョッキーズが開催されているものの、趣旨自体は少し異なるように見受けられます。

現在日本で大活躍中の川田騎手。ルメール騎手が猛追していますが現時点でリーディングトップを走っています。今回のシャーガーCへのキャプテンとしての参加によって、より箔がついたのではないでしょうか。毎年このレースは開催されており、全世界から注目を浴び話題にもなっています。ですのでもし機会があるようであれば直接競馬場に出向いて観戦する事を暴露王はオススメします。

関連記事:「暴露王で競馬についての情報収集をしてみました。