5月19日に東京競馬場で行われるオークスは牡馬クラシック路線の第二戦であり、混戦模様となっています。その理由は桜花賞で圧倒的な力を見せ付けたグランアレグリアがオークスに出走しないためでもあります。

1番人気が想定されているのはラヴズオンリーユーで、この馬は4月7日に行われた忘れな草賞を圧勝し、現在3戦3勝でオークスに向かいます。3戦すべてで何らかの不利があり、初戦と2戦目は出遅れ、3戦目はスタートで不利を受けています。父はディープインパクト、母父はStorm Catという血統なので当然注目されていて、2017年のセレクトセールでは1億7,280万円で落札されています。馬主は話題になっているDMMドリームクラブであり、このクラブ初のGIが誕生なるかにも注目したいです。

そしてクロノジェネシスも1番人気に推される可能性があり、この馬は2歳時に阪神ジュベナイルフィリーズで惜しい2着に入り、今年の桜花賞では勝ち馬から0.4秒差の3着に入っています。父は凱旋門賞馬のバゴですからこの部分だけ見ると2400mもこなせそうですが、母系は比較的短距離向きの血統かもしれません。ただすでに示している力は目を見張るものがあり、今年の牝馬クラシック路線でも主役級といっても過言ではありません。この馬もラヴズオンリーユーと同様にノーザンファームの生産馬ですから、勢いに乗って優勝というのも夢ではありません。

他には昨年の阪神ジュベナイルフィリーズを制し今年の桜花賞では4着に入っているダノンファンタジーも怖い存在です。実際に桜花賞では1番人気に推されていますし、すでにGI含む重賞3勝というのは力がある証拠でもあります。多少距離の面に不安がささやかれていますが、オークスの時期であれば短距離馬であっても意外と距離をこなせる、というケースもあるようです。

また4戦1勝ながら桜花賞とチューリップ賞で2着に入っているシゲルピンクダイヤもオークスであっと言わせるかもしれません。初戦の新馬戦以外はすべて出遅れているのでその点が心配ですが、スタートもうまく決めるようだと可能性も広がるでしょう。父がダイワメジャー、母父がHigh Chaparralという血統で、特に母系からはスタミナを感じることができます。

以上のような馬の他にも、コントラチェックやウィクトーリアなども出走を予定しているので、とても楽しいGIレースになりそうです。

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