5月12日に東京競馬場で行われるヴィクトリアマイルは、今年で14回目を迎える古馬牝馬のマイル王を決めるGIレースです。過去にはウオッカをはじめとした名馬が勝利していて、春のGIシリーズの中でも独特の存在感を発揮しています。

2019年のヴィクトリアマイルの出走予定馬もチェックすると、やはりノーザンファーム生産馬の中に有力馬が多いことが分かります。2歳時に阪神ジュベナイルフィリーズを制して、3歳時にはアーモンドアイが勝った桜花賞で2着になっているラッキーライラックも有力馬に挙げられます。

この馬は今年の中山記念で2着に入りましたが、その際に優勝を果たしたウインブライトが4月末のクイーンエリザベス2世Cを完勝しているため、あっさりとヴィクトリアマイルを勝ってもおかしくありません。

他に注目されているのがミッキーチャームで、この馬は前走の阪神牝馬Sでラッキーライラックやカンタービレなどを破ったことが評価されています。3歳時に秋華賞で2着に入っていて、父はディープインパクト、母父はDansiliという血統。浦河の名門の三嶋牧場の生産馬です。

2017年のNHKマイルCを勝っているアエロリットは、昨年ヴィクトリアマイルで4着に入っています。NHKマイルCとヴィクトリアマイルは同じ舞台なのでコース的な問題もないでしょう。

昨年の毎日王冠では強い牡馬相手に勝利を収めていますが、その後マイルチャンピオンシップで12着、ペガサスワールドカップターフ9着に敗れているという点は少々不安です。久しぶりに乗りなれている横山典弘騎手が騎乗する予定なので、あっと驚く騎乗が見られるかもしれませんね。

そして京都牝馬S以来勝利のないレッツゴードンキは2016年、2017年、2018年に続いてのヴィクトリアマイル参戦です。最近は1200mなどを多く使われていますが、もともと1600mの桜花賞を勝っているので距離的な不安はなさそうです。父はキングカメハメハ、母父はマーベラスサンデーという血統で、平取町の清水牧場で生産されています。

他にもプリモシーン、ノームコア、デンコウアンジュ、クロコスミアといった面々も出走する可能性があります。
プリモシーンは前走のダービー卿チャレンジトロフィーで出遅れながら2着に入っているのでまともに走れば強さを発揮できそうです。クロコスミアも自分のペースですんなりと逃げられれば強豪馬相手であっても活躍できそうですね。

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