世界中で様々な形で競馬が開催されていて、日本においてもJRAや各地方競馬などで日々レースが行われています。海外に目を向けると芝のレースやダートのレースの他にもオールウェザーの馬場で開催されるレースも多く、それぞれの国によって競馬の違いが見られます。例えば同じ障害レースだったとしても日本のものと海外のものでは内容が大きく異なるケースもありますし、一般的な芝のレースであっても芝の長さや使っている芝の種類などによっても異なる点が見られます。こういった違いはまだまだ一般的な範囲であり多くの人が理解していますが、日本にはばんえい競馬というものがあります。

ばんえい競馬はばん馬が定められているそりを引く形で200mの距離を走り抜けるものです。途中には障害が2つあり、ひとつ目のものは比較的容易に登ることが可能ですが、2つ目のものはかなり大きな障害となっているので最大の見所ともなっています。

こんなばんえい競馬には現在ホクショウマサルというスターホースが在籍しています。この馬は牡馬の8歳馬であり、2月23日の深雪特別を見事勝利し21連勝を達成しました。この馬は2013年5月5日に帯広競馬場でデビューを果たし、その後大レースに出走するなど第一線で活躍していましたが、2016年から2018年まで2年以上休養し、2018年の7月28日に無事復帰を果たしました。復帰に際して出走するレースの格が落ちBクラスでの出走となっていて、それ以降の無傷の21連勝を達成しているというわけです。

例えば前走であれば単勝オッズはもちろん1.0倍ですし、負担重量はホクショウマサルは750kg、次いで重かったのがオオゾラシンスケの735キロですから、負担重量の面からもホクショウマサルは不利だったことが分かります。しかしそんな状況をものともせずに2着のゴロウマルに対して6秒以上の差をつけて快勝し、ファンの期待に応えています。2018年の復帰以降はすべてのレースにおいて阿部武臣騎手が騎乗していて、調教師は坂本東一師です。父はエビスカチドキ、母がミクニレンショウ、母父がアトミックドラゴンという血統で、2月末時点での地方収得賞金は6,159,000円にのぼります。

ホクショウマサルは現在も連勝街道を歩んでおり、しばらくは続くことが予想されています。オレノココロやメジロゴーリキなどの現役トップホースと相対することを待ち望んでいるファンも多いことでしょう。そんな日が訪れる事を、暴露王も楽しみにしています。

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