2019年一発目のJRAのGIレースのフェブラリーSが2月17日に東京競馬場で行われました。JRAのダートGIはフェブラリーSとチャンピオンズCしかないので、必然的にダートの強豪馬はフェブラリーSを目指します。

今年のこのレースの最大有力馬と見られていたルヴァンスレーヴがアクシデントの影響で回避してしまいました。非常に残念でしたがデビュー戦以外で負け無しで6連勝中のインティが出走したため、盛り上がりも見せていました。1番人気は連勝中のインティで、この馬は武豊騎手が騎乗していて、父はケイムホーム、母父がNorthern Afleetという血統です。

そして2番人気はすでに数多くのGIレースを制していて2017年にはフェブラリーSとチャンピオンズCも勝っているゴールドドリームが推されています。昨年のフェブラリーSはノンコノユメに敗れてしまったものの、今年はそのリベンジを果たすために出走しています。ただ帝王賞の勝利以降マイルチャンピオンシップ南部杯と東京大賞典でともに2着に敗れているので、多少の不安もありました。そして3番人気は東京大賞典でゴールドドリームを破っている明け4歳馬のオメガパフューム。昨年のJBCクラシックでも2着に入る活躍を見せているので注目の一頭でした。

レースがスタートすると予想通り武豊騎手が操るインティがハナを切り、田辺騎手が乗るサンライズソアが2番手、それ以降はサクセスエナジー、ワンダーリーデルなども続きます。サクセスエナジーも逃げる可能性がありましたが結果的には4番手に控えていますね。

特に逃げるインティに誰も競りかけることなく3コーナーをカーブして4コーナーに向かいます。直線に向いてもインティの手応えは十分で、どんどん後続を突き放しますが、残り200m地点で2番人気のゴールドドリームが追いすがります。しかしインティがクビ差凌いで優勝を果たしています。3着にはユラノトが入っていて、3番人気のオメガパフュームは10着に大敗しています。

レース前から注目されていた藤田菜七子騎手が騎乗するコパノキッキングは最後の直線で勢いよく追い込んできたものの5着が精一杯でした。ただ基本的に道中前目につけていた馬ばかりが上位を独占した中でコパノキッキングが5着に入ったというのは暴露王も驚きです。インティの強さをまざまざと見せ付けられ、そしてゴールドドリームの地力も改めて実感することができました。

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