武豊騎手が騎乗したファンタジストが京王杯2歳Sを制す

11月3日に東京競馬場で行われた京王杯2歳Sは、芝1400mで開催される重要な重賞です。今年のこのレースの1番人気はデムーロ騎手が騎乗し、2連勝中の期待馬アウィルアウェイ、そして2番人気は前走小倉2歳Sを勝ち同じく2戦2勝のファンタジスト。3番人気は新馬戦と函館2歳Sを連勝し2戦2勝馬のアスターペガサスでした。2戦2勝で無敗の馬が3番人気までを形成する形で、それ以降は単勝オッズが10倍を超えます。

レースがスタートし逃げたのはメイショウオニテで、それに続く形でココフィーユやファンタジストなどが続きます。途中で馬群が激しく入れ替わることがなく最終コーナーをカーブし最後の直線に入ります。直線に向いてもまだ逃げたメイショウオニテが先頭を走りますが、すぐに家と外から複数の馬が襲いかかろうとします。まず内から1番のファンタジストが先頭に立ちますが、その後1番人気のアウィルアウェイがファンタジストよりも内から追いすがります。ほぼ並んだ状態でゴールしますが、ファンタジストがハナ差抑えて優勝を成し遂げました。

小倉2歳Sを勝った馬は他の重賞に比べると過小評価されがちですが、今年ファンタジストが京王杯2歳Sを勝ったことでその傾向も今後変わるかもしれませんね。

チャンピオンズCの出走予定馬について

JRAのダートGIは2つしかありませんが、その中のひとつがチャンピオンズCです。(今年はJBCが京都競馬場で開催されたので例外的にたくさん開催されていますが)ダートの実績馬でもあるゴールドドリームに注目が集まるところですが、なんとそれ以上に注目されているのが3歳のルヴァンスレーヴです。ルヴァンスレーヴは前走のマイルチャンピオンシップ南部杯で強豪ゴールドドリームを破っており、勢いに乗っています。

この馬の他にも前走JBCクラシックを制したケイティブレイブやJBCクラシックで2着に入ったオメガパフューム、その他にも武蔵野Sを優勝し臨んでくるサンライズノヴァなど、有力馬が数多く存在しています。もちろん他にもJBCレディスクラシックの優勝馬のアンジュデジールやGI馬ノンコノユメ、JBCクラシックで1番人気に推されたサンライズソアなども怖い存在です。

中京競馬場のダート1800mということもあり、出走経験がない馬もいるかもしれませんが、だからこそある意味では盛り上がります。もしルヴァンスレーヴが優勝するようであれば歴史的に見てもダートの名馬になれる可能性が高まり、世代交代を宣言できそうだと暴露王は推測しています。ただサウンドトゥルーのように人気薄で勝利する馬もいるかもしれないため、人気薄の馬にも要注意です。

参考記事:「暴露王で競馬についての情報収集をしてみました。