JRAに所属する調教師は70歳が定年ですので、それを超えて調教師として働くことはできません。
昔は定年制度が設けられていなかったのですが、馬房数の問題もあって今では70歳が定年となっているのです。しかしこれはあくまでもJRAについてで、地方競馬の場合は定年制がない場合や、75歳が定年など様々です。

先日調教師の年齢について話題になりました。
金沢競馬に在籍している藤木一男調教師が引退したというものです。
地方競馬の調教師が引退してそれが話題になるということはほとんどありません。
ではなぜ今回話題になったのかというと、なんと84歳で引退したからです。

通算勝利数は1260勝となっていますし、大レースにも幾度となく勝利しているようです。
京都で生まれた藤木一男調教師は小さい頃から周囲に馬がいるという生活だったようです。
ですから自然な流れで競馬界で働くことになったのでしょう。

この年齢まで調教師として働き続けてきたわけですから馬が大好きなのでしょう。
そして本当に馬のことを愛していたようです。

もともとJRAで走っていたナムラダイキチは金沢競馬で活躍しましたが、藤木一男調教師のもとで走り年度代表馬にもなっています。