ダンジグと言えば名前論争でも有名な馬ですよね。
「ダンジグ派」「ダンチヒ派」がいて、どちらが正しいなどと意見を述べ合っているようです。

ダンジグは20世紀最高の種牡馬でもあるノーザンダンサーの直仔で、3戦3勝の実績を誇っています。
その3戦いずれも大レースではないのですが、2着との着差も大きくて、かなりのスピードがあったことが分かります。

種牡馬入りすると本領を発揮して、デインヒルやチーフズクラウンを出し、さらには日本でも種牡馬生活を送ったアジュディケーティングもダンジグ産駒となります。
デインヒルは種牡馬としても優秀で、ダンジグ系のケープクロスは凱旋門賞馬を2頭輩出する活躍ぶりを見せてくれています。

ノーザンダンサーからのサイアーラインを見るとダンジグ同様、サドラーズウェルズ系も勢いがすごいのですが、スポード面でいえばダンジグに分があるでしょう。

ダンジグ系は全世界で存在感を高めていますが、もしかすると数十年後にはもっと勢いが増して勢力図が変わっているかもしれません。
ダンジグはまさに歴史的な種牡馬でもあります。
1970年代の馬ですが、今のスピード競馬でも通用する可能性を秘めているかもしれませんね。