2016年の桜花賞は、レース前の評価では、メジャーエンブレムが圧倒的に支持を受けていました。
単勝オッズ1.5倍ですから、馬券を買うファンもメジャーエンブレムが勝つものだと思っていた方は多いでしょう。
それもそのはず、桜花賞出走前の戦績は5戦4勝でGI勝利もありますし、前走のクイーンカップでは圧倒的な差をつけての勝利でした。
そして2番人気のシンハライトと3番人気のジュエラーはともにチューリップ賞で接戦を演じた両頭でした。
いざレースが始まるとメジャーエンブレムは予想外にも先頭を進まず、終始中団前目あたりを進み、最後の直線では一瞬他の馬が壁になる場面も。
その後爆発的な末脚を伸ばすことなく残念ながら4着に沈みました、
シンハライトが抜け出して勝利確定か?と思われたところにジュエラーが突っ込んできて、ジュエラーがシンハライトを鼻差差して優勝を飾りました。
鞍上のミルコ・デムーロ騎手は、ジュエラーの父のヴィクトワールピサでドバイワールドカップを制し、そしてその父のネオユニヴァースで日本ダービーや皐月賞を制しています。
ミルコ・デムーロ騎手にとって縁のある馬だと言えるでしょう。
まだまだジュエラーは若いので、今後も期待できます。